「みんなでやる活動」に参加しない子がいる。。。その時がチャンスです!
こんにちは。
今日は「みんなでやる活動」に参加しない子がいる時の保育者の対応について、話をしたいと思います。
保育者の皆さんは、毎日色々な活動を子どもたちと一緒に楽しんでいると思います。
しかし、歌やダンスなどの音楽活動や、絵本の読み聞かせなどの言語活動に興味を示さず、どうしても参加したがらない子がいたりしませんか?
そんな時、皆さんはどう対応しているのでしょうか?
以下、僕の経験からの考えをシェアしたいと思いますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
その子の気持ちを尊重しよう
まず、その子の気持ちを尊重しましょう。
無理やり参加させることはしません。
その子にとって、その活動はつまらないかもしれませんし、苦手かもしれませんし、他のことに興味があるかもしれません。
それはそれで構わないと思います。
子どもたちはそれぞれ個性がありますから、好き嫌いや得意不得意があって当然です。
「今は〇〇をしているのだから、□□ちゃんも〇〇しなきゃダメでしょ!」と、こちらの思いを押し通すようなことは良くありません。
こちらの思いばかり突き通すと、「ぼく(わたし)のこと、何もわかってくれていない!」と、返って信頼を失い、お互い良くない状況となってしまいます。
思いを聞いてみよう
次に、その子に話しかけてみましょう。
なぜ参加したくないのか、どんなことがしたいのか、聞いてみます。
そして、その子の気持ちを理解しようとします。
もしかしたら、その子は参加したいけれども、何か不安や心配があるのかもしれません。
例えば、自分のできなさに恥ずかしいと思っているとか、友だちと仲良くできないと思っているとか。
そういう場合は、その子に励ましの言葉をかけたり、一緒に参加することを提案したりする事が望ましいです。
気持ちを理解しようとするときに生まれるのが、「共感」です。
子どもは共感してもらえると、自分のことを分かってもらえたと思い、素直な気持ちを伝えてくれるようになりますので、子どもへの共感の姿勢は、意識するようにしましょう。
選択肢を与えてみよう
最後に、その子に選択肢を与えてみましょう。
参加しなくても構わないけれども、他のことをするならルールやマナーを守ってほしいと伝えます。
例えば、静かに本を読むとか、絵を描くとか、パズルをするとか。
そして、その子が選んだことを尊重します。
もちろん、その子が危険なことや迷惑なことをしようとしたら止めますが、それ以外は自由にさせます。
正解があるわけではない
僕の場合はこのように対応していますが、これが正解だというわけではありません。
保育者はそれぞれ考え方やスタイルが違いますから、自分に合った方法を見つけることが大切だと思います。
また、子どもたちも一人一人違いますから、同じ方法が全員に通用するわけではありません。
場合によっては柔軟に対応する必要があります。
「みんなでやる活動」に参加しない子がいる時の保育者の対応は難しい問題ですが、僕はそれをチャンスだと捉えています。
その子の気持ちや考え方を知ることで、その子との関係性を深めたり、その子の成長を促したりすることができるからです。
保育者としてのスキルや知識も必要ですが、何よりも大切なのは、「あなたはあなたのままでいい」という、その子を受け入れる心=「ウェルビーイングな保育」だと思います。
「子どもを受け入れる心」とは
保育者として、その子を受け入れる心はとても大切です。
その子の個性や感情を理解し、尊重し、応援しましょう。
でも、それだけではなく、その子の面白さや可愛さにも気づいてあげましょう。
その子が笑ったり、泣いたり、怒ったり、喜んだりする姿に、自分も笑ったり、泣いたり、怒ったり、喜んだりしてください。
その子と一緒に楽しく過ごすことが、その子を受け入れる心の第一歩です。
そして、その子も自分を受け入れてくれるようになるでしょう。
保育者はその子の友達でもあり、先生でもあります。その子との関係を大切にしたウェルビーイングな保育をあなたもぜひ実践していきましょう!
今回のコラムはこれで以上となります。
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それではまた、次回のコラムでお会いしましょう!
Good luck everyday🍀