春の生活リズムの乱れは、感染症を引き起こしやすいから気をつけよう
皆さんこんにちは。
今日のお話は何かというと、「春の生活リズムの乱れは、感染症を引き起こしやすい。」ということについて話していきます。
そろそろゴールデンウィーク(以下、GW)が近づいてきましたね。
きっとこの1ヶ月、新しい園・クラス・環境で過ごした人たちは、もう心も体もヘトヘトで、「早くGWにならないかなあ。」と呟いているのではないでしょうか。
それもそのはず。春ってそもそも疲れやすい時期なんです。
春は、気候はもちろんのこと、新しい職場や新しい仲間引越など「変化」の多い季節です。
気温高低差に伴う体温調節や、新しい環境での心の疲労など、いきなりの変化に順応することができず、体と心にストレスを与えてしまい、メンタル面を支える自律神経も乱れがちになってしまいます。
この「自律神経」の乱れっていうのが、春の不調の原因なんです😩
自律神経は体全体の機能を調節する役割があります。
そのため、自律神経が乱れると免疫力が低下して病気がちになったり、気分が落ち込みやすくなったりしてしまうのです。
ですので、小さい子どもたち、特に入園したばかりの子どもたちは、保育園に入った途端に、あらゆる感染症をもらってきてしまうのです。
小児科の先生のところで受診しても、「保育園に入園したばかりじゃ仕方ないね〜」と言われてしまうパターンです😓
では、体調を崩さないようにどのように気をつけたらいいかというと、
①好きなものでいいからとにかく食べて栄養を摂る
②ぐっすり寝る。夜ふかしぜず、早寝早起き!
③晴れた日は太陽の下で体を動かす
④忙しい中でも家族でコミュニケーションをとって、みんな笑顔で過ごす
などが良いでしょう。
大人の皆さんも、この時期の夜ふかしや暴飲暴食は厳禁ですよ。
すぐ体調悪くしちゃいますからね😅
また、この時期に流行りやすい感染症といえば、「ウィルス性胃腸炎」です。
そうです。保育園から「〇〇ちゃん、下痢が続いているのでお迎えお願いします!」と連絡が来てしまう、あの、「ウィルス性胃腸炎」です。
ウィルス性胃腸炎とは、ウィルス感染によって胃腸に炎症を引き起こす疾患です。
「下痢」や「嘔吐」が主な症状となります。
ウィルス性胃腸炎の原因とされるウィルスには、ロタウィルス、ノロウィルス、アデノウィルス、アストロウィルスなどがあります。
治療は、基本的には吐き気や下痢などに対しての対症療法が中心となります。
つまり、ウィルスをやっつける薬をもらえるわけではなく、自分の免疫力を向上させて、自分の力で元気になるしかないということです。
ウィルス性胃腸炎の症状がでている期間は、 一般的には5〜7日程度とされています。
多くの場合、自然と治ってきますので、自宅でゆっくり休むことが大切です。
ただでさえ仕事がバタバタする時期に、保護者の方は仕事を休まないといけなくなってしまいますが、お医者さんが言うように、「仕方ない」パターンがほとんどですので、職場に事情を伝えて、お休みを頂いて、お子さんの治療に専念してあげましょう。
ウィルス性胃腸炎の予防方法として、帰宅時や食事の前、トイレの後に、石けんでよく手を洗うことが重要です。また、感染した人の便や嘔吐物は触れないようにしましょう。
調理をする場合は、よく加熱し、悪くなりやすいので、作ったら早く食べ切るようにしましょう。
保育士や幼稚園教諭の立場でも、徹底した「手洗い」が基本になります。本人ももちろんですし、感染拡大防止のためにも、子どもたちへの指導もしっかりやっていかなくてはいけません。
「うがい」も大切といえば大切ですが、すでに体内に入ってしまっている時点で、はっきり言って手遅れです。
なので、体内に入る前の手洗いをこまめにする習慣を身につけていきましょう。
この辺りは深掘りしていくと、もう一つのコラムができてしまうくらいのボリュームになってしますので、今日はこの辺でおしまいにしたいと思います。
健康管理にいつもより気を遣って、ストレスのかかりやすい春を上手に乗り越えていってくださいね。
そして、GWを思いっきり楽しんでもらいたいと思います🤗
それではまた!
Good luck everyday🍀