子どもが笑顔になる時ってどんな時?
こんにちは。
今回は、子どもが「笑顔」になる時ってどんな時か、という話と、そのために必要な関わり方についてお話しします。
いきなりですが、僕は今日重いものを持った時に「プチぎっくり腰」になりました。すごく痛くて当面思い通りの動きができそうもありません。こういう怪我や病気などの身体的なストレスはかなりメンタルにきますよね😓
まあ、原因は完全に運動不足なんだと思います。笑顔どころの話ではないのが正直なところです(苦笑)。。
冗談はさておき、今回は初めて書くコラムということで、テーマを「笑顔になる時ってどんな時?」としました。
皆さんが、笑顔になる時ってどんな時ですか?
家族やお友だちと楽しく食事をしている時、面白いテレビ番組を見てる時、今日あった嬉しかったことを湯船に浸かりながら思い出した時など、、。色々なタイミングありますよね。😊
人が笑顔になる時はほとんどがリラックスして、ストレスが解消されて、プラス思考になっている時ですよね。そうではない時、リラックスしていなくて、ストレス一杯で、マイナス思考の時に笑顔になるのはなかなか難しいです。
乳児期の子どもには「快」と「不快」の感情しかなく、そのどちらかを行ったり来たりしています。なので、ニコニコ笑っていたかと思ったら、お腹が空いたよといきなり「うぇーん!😭」と泣き出しますよね。
一つ研究をご紹介します。
「笑い学研究」という学術雑誌に掲載された「幼児に見られる笑いの分類学的研究」(伊藤,本多,佐竹,2007)によると、幼児がどのような時に笑うかというと、
「幼児の笑いの90%以上が他者との親和的・受容的関係のもとでの笑いであり、その中でも、言語・認知刺激の笑いが多く、幼児は特に他者との親和的関係のもとでのコミュニケーションの手段として笑いを用いており、幼児の笑いは基本的に人への親しみから発せられるものである」(髙橋要約)
ということです。
つまり、子どもは一人でいる時はあまり笑わず、話しかけたり、目を合わせたり、誰かとコミュニケーションをとっている時に「笑顔😊」になるということです。
「そんなの当たり前だろう!」と怒らないでくださいね。
論文て、そんなもんです。研究で、「えー!そうなのー!?」っていう新しい発見もありますけど、結構当たり前のことを「あなたの予想通りでした」って証明する研究も普通に立派な論文ですし、ざらにあります。
コニュニケーションをとっている状態は、心理的・社会的に満たされた状態と言えますよね。ということは「ウェルビーイング」が高まっている状態とイコールです。
言い換えれば、子どもをウェルビーイングの状態にした(してあげた)ことで、笑顔になることに繋がったわけです。
皆さんは園児や自分の子どもと接するときに、目を合わせなかったり、不適切な言葉掛けをしたりと、雑になっていませんか?
グサッと痛いところ突かれたのはきっと僕だけではないと思います。
僕も、ついつい家ではパソコンやスマホを見ててばかりの時があるので、改めないといけません💦
とはいえ、僕も皆さんも、超×100!忙しい毎日ですから、何もせずそのままにしてしまいがちです。
しかし、そのままにしておくと、子どもが問題行動を起こすようになったり、どんどんと「バッドサイクル」に入ってしまいます。
バッドスパイラルとは、子どもとのコミュニケーションの質・量の低下により、子どもの問題行動が起こり、その状態にイライラがUPし、暴力的なしつけをしてしまうようになり、そして、その暴力的なしつけが原因で子どもとの関係が悪化し、さらに子どもとのコミュニケーションの質・量が低下するという、悪い(バッド)サイクルにハマってしまう状態を言います。(下図参照)
では、バッドサイクルになってしまったいたら、またなりそうだったら、どうすればいいのでしょうか?
それは、結論、「ウェルビーイング保育®︎」を実践することによって、このバッド・サイクルをグッド・サイクルへと転換することができます。
「ウェルビーイング保育®︎」を学び実践することで、大人(保育者・保護者)である私たちのマインドが変化しますので、子どもとのコミュニケーションの質も量も劇的に改善されます。ベクトルが上向きに切り替わり、少しずつより良い状態へと変化していくのです。
グッドサイクルで出てくる「褒める教えるしつけ」については、別のコラムでお話ししたいと思います。
さて、この協会のキャンチコピーは「笑顔の根っこを育てよう!」です。
「笑顔の根っこ」とは、「ウェルビーイング」を意味しています。
この協会のロゴを見ていただくと分かりやすいと思います。
ロゴの下の部分は『Wellbeing』の頭文字の『W』が根っこの形になっているんです。気づきましたか?分かりにくいかな?(笑)
そんなこんなで、初めてのコラムはこのへんで終わりにしたいと思います。
今回のコラムはいかがだったでしょうか?
もしよろしければ、このコラムに「いいね(ハート)」してくださればと思います。
では、今後とも末長くお付き合い頂けますと幸いです。
それではまた!
Good Luck Every Day🍀