先輩や園長とコミュニケーションが上手くいかない時の解決方法とは?
皆さんこんにちは。
今日のお話は何かと申しますと、「先輩や園長とコミュニケーションが上手くいかない時の解決方法」についてお話ししたいと思います。
保育園・幼稚園で働く保育士や教諭は、子どもたちとの関わりだけでなく、先輩や園長とのコミュニケーションも重要な仕事の一つです。
しかし、人間関係は難しいもので、時には意見の衝突や不満が生じることもあります。
そんな時、どうすればコミュニケーションが上手くいくようになるのでしょうか?
今回は、保育園・幼稚園で先輩や園長とコミュニケーションが上手くいかない時の解決方法についてご紹介します。
まず、コミュニケーションが上手くいかない原因を考えてみましょう。
原因は人それぞれですが、以下のようなものが挙げられます。
- 性格や価値観の違い
- 仕事のやり方や方針の違い
- 情報の伝達不足や誤解
- 気分や状況による感情的な反応
- 権力や立場の差によるプレッシャー
これらの原因を理解することで、自分の感情や行動に気づきやすくなります。また、相手の立場や考え方にも配慮できるようになります。自分と相手の違いを認めることが、コミュニケーションを円滑にする第一歩です。
でも、この「違いを認める」ということがなかなか出来ないんですよね(涙)。
「自分が絶対に正しい」と思ってしまうし。
そもそもの価値観、保育観がずれていると、ストレスが溜まってしまって仕方なくなります。
保育って、そもそも「その人の人生観」が詰め込まれています。はっきり言って、別々の人生観を統一しようということ自体が、無理のある話だということは、当然のこととしてあることを認識することからスタートするようにしましょう。
その上で、大きくは「保育所保育指針」や「幼稚園教育要領」に相反する言動・行動はNGですし、私立の施設であれば、その法人の保育理念というものがあるので、その理念に沿って保育しないといけません。
組織に属する上では、その組織の理念・ルールがあるので、個人間の価値観のずれなどに目を向ける前に、その理念やルールから逸脱したものでないかを確認する必要があります。
もし、先輩や園長が、指針や教育要領、理念などから外れるような言動・行動をしていた場合、自分が絶対正しいと思う時、気持ちはモヤモヤしますし、どうしたらいいか、この時が一番悩むと思います。
園長や先輩と意見が衝突し、相手が絶対に間違っていると確信できる時に、どのような行動をすべきか。
仕事をしていると、上司(園長や先輩)と意見が衝突することは避けられない場面があります。しかし、上司が絶対に間違っていると確信できる時には、どのような行動をすべきでしょうか。
まず、上司が間違っていると思う理由を明確にしましょう。
自分の感情や主観だけでなく、客観的な根拠や事実を用意しておくことが重要です。また、上司の立場や目的を理解し、自分の意見がどのように影響するかを考えておくことも必要です。
次に、上司に対して自分の意見を伝える方法を考えましょう。
上司に対して直接的に反論するのは、相手を攻撃したり、尊敬しないという印象を与えたりする可能性があります。そのため、上司に対しては敬語や丁寧語を使い、尊重や理解を示す言葉を添えることが望ましいです。また、自分の意見を伝える際には、根拠や事実を提示し、論理的かつ具体的に説明することが大切です。
最後に、上司の反応や判断を尊重しましょう。
自分の意見を伝えた後でも、上司がそれを受け入れてくれない場合もあります。その時は、上司の決定に従って仕事を進めることがプロフェッショナルな態度です。もちろん、上司の決定が明らかに不正や違法などの問題を引き起こす場合は、その旨を伝えたり、必要ならば上級者や関係部署に報告したりすることも考えられます。しかし、そうでない場合は、自分の意見は伝えたものの、最終的には上司の責任であるということを認めることが大切です。
仕事では様々な人と協力しなければなりませんが、その中で園長や先輩などの上司との関係は特に重要です。
上司と意見が合わない場合でも、プロフェッショナルな対処法で円滑なコミュニケーションを図ることで、仕事の質や成果を高めることに努めましょう。
コミュニケーションを改善するための具体的な方法
次に、コミュニケーションを改善するための具体的な方法を見てみましょう。以下のようなポイントを意識してみてください。
積極的に話しかける
積極的に話しかけることで、相手に興味や関心を示すことができます。
仕事だけでなく、趣味や家族などプライベートな話題も交えてみましょう。
聞き上手になる
聞き上手になることで、相手の話を理解しやすくなります。
質問したり、相槌したり、要約したりすることで、聞き上手さをアピールできます
フィードバックを求める
フィードバックを求めることで、自分の仕事の評価や改善点を知ることができます。また、相手にもフィードバックを与えることで、信頼関係を築くことができます。
感謝や謝罪を伝える
感謝や謝罪を伝えることで、相手に敬意や尊重を示すことができます。感謝は日常的に行うことが大切です。
謝罪は早めに行うことが大切です。
ユーモアや笑顔を使う
ユーモアや笑顔を使うことで、コミュニケーションを楽しくすることができます。笑いはストレスを和らげたり、親近感を高めたりする効果があります。
ポジティブ心理学「ポジション・チェンジ」で状況を客観的に捉えてみる
人間関係の悩みを解決するためには、自分の視点だけでなく、相手の視点や第三者の視点に立って物事を考えることが重要です。
ポジション・チェンジとは、自分と相手のいすを用意して、それぞれの立場になりきって話したり聞いたりすることで、相手の気持ちや考え方を理解しようとするテクニックです。
これにより、自分の感情や思い込みに囚われず、客観的に問題を見つめ直すことができます。
保育園・幼稚園で先輩や園長とコミュニケーションが上手くいかない時の解決方法は、自分と相手の違いを認めて、積極的に話しかけたり聞いたりしたりすることです。
また、フィードバックや感謝や謝罪などの言葉も効果的です。そして、ユーモアや笑顔も忘れずに使ってみましょう。
これらの方法を実践することで、保育園・幼稚園で働く先輩や園長と良好な関係を築くことができるようになるでしょう。
そうは言っても、無理な時は無理だという場合もありますよね。
その時は、転職という選択肢も悪いことじゃありません。
今回のブログ内では深掘りしませんが、転職して環境を変えることで、ウェルビーイングが向上して、毎日幸せに過ごすことができたという事例は山ほどあります。
以上のように、園長・先輩とのコミュニケーションは、仕事のパフォーマンスやウェルビーイングに大きく関わるものです。
そして、園長や先輩とのコミュニケーションはプロフェッショナルに行うことが求められます。
プロフェッショナルであるならば、園長や先輩に対して不満や批判を言うのは控えましょう。
もし何か問題がある場合は、冷静に事実を伝え、解決策を提案するようにしましょう。
不満や批判を言いたくなる気持ちはもちろん分かります。しかし、感情に任せ、不満や批判を口にしてしまうと、後々損をするのは、間違いなくあなた自身になります。感情をコントロールし、賢い行動を取るようにしましょう。
上記のポイントを意識して、園長・先輩とのコミュニケーションをスムーズに行なっていってくださいね!
誰にも相談できない時は、当協会の「子育て・保育のお悩み相談室」もご活用くださいませ🤗
今回のコラムはこれで以上となります。
このコラムが「よかった!」と思った方は是非グッドボタン(ハート)を押してくださいね!
それではまた、次回のコラムでお会いしましょう!
Good luck everyday🍀